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移住者体験談

高木 帆南

日のあたりの良い場所で心に余裕のある暮らし方を実現する

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高木 帆南

山口県に移住するきっかけについて教えてください。

大学を卒業するまで地元の北九州で過ごし、新卒で東京に本社があるインターネットの広告代理店に就職をしました。営業として働き、3年目の冬に結婚することが決まったのですが、夫は山口県光市にある会社に勤めていて、そこで実業団野球をしていました。夫には野球を続けて欲しかったので、私が会社を辞めて光市に行くしかないと思っていました。その旨を会社に伝えたところ、「テレワークで働いてみないか」と予想もしていなかった返答をいただきました。営業の仕事にはやりがいを感じていたので、仕事が続けられる選択肢をいただけてとてもありがたかったです。

結婚前に東京から山口に遊びに来た時の写真

テレワークでの山口への移住が決まった頃について、どのような心境でしたか?

ただ、仕事が続けられると言っても、2019年頃は世の中的にテレワークという働き方が普及していなかったので、社内でそうした働き方をしている人はおらず、対応した人事制度等もありませんでした。営業職ということもあり、クライアント先と対面で話をすることが当たり前だったので、いざテレワークで働くことが決まって、ちゃんと働けるのか不安に感じていました。最終的にそれらの課題は、プロジェクトマネジメント部への部署変更により、社内評価基準や対クライアントへの立場が変わったことで解消していきました。光市へ移住後は月に1、2回の頻度で東京に出張しながらテレワークでの勤務がスタートしました。

画像:光市に移住後、自宅の仕事部屋でテレワークをするように

テレワークで働き始めてのその後や現在について教えてください。

移住してテレワークで働き始めてから2年ほどが経過した2021年に第1子、2023年に第2子が誕生し、育休に入りました。第1子誕生の頃はコロナ禍だったこともあり、全社的にテレワークが普及しました。私が一人でテレワークをしていた頃と比べると格段に働きやすくなっていると思いますし、なにより子どもを持ってみるとテレワークという働き方は在宅の場合、通勤時間がなくなるので、子育てや家族との時間が確保できると感じています。今年、職場復帰を考えていて、復帰後は、朝早く起きるのが得意なので朝の時間に家事を終わらせ、日中はフルタイムで仕事に集中し、夜は家族との時間にするといったライフワークバランスの良い働き方ができたらと思っています。

画像:育児休業中の家族との時間

移住した光市ではどのような暮らし方をしていますか?

結婚する前は夫と遠距離だったこともあり、光市には月に1回程度の頻度で訪れていました。その時から自然が豊かで暮らしやすい街だなと感じていたので、全く知らない土地に移住してきたという感覚はなかったです。子どもを出産する時も里帰りせず光市で出産しましたし、生まれてからも光市の子ども家庭課が児童館と併設しているので、子どもと遊びに行くついでに職員の方にわからないことを相談することができて、とても安心できる街だと感じています。また、海まで歩いて5分程度の場所に住んでいて、海を眺めてリフレッシュしたり、夏は海水浴をしたりしています。自宅付近にはSUPボードやバスケットコートがある家、古民家をリノベーションした家など、個性あふれる家が増えていて、地域が活性化している雰囲気を感じながら暮らしています。

画像:光市で家族と穏やかな暮らしをしている

最後に、山口県への移住に興味を持っている方にメッセージをお願いします。

東京から光市に来てみて、家の土地や保育園の庭が広く、パーソナルスペースや子供が遊ぶ場所がとても充実していると感じています。また、近所のお店の方とも顔見知りになったことで、子供の出産や成長を見守ってくれて、いつも気さくに声をかけてくれます。そうした場所の広さや人の心の広さがあると、心に余裕のある暮らしができると感じています。光市は自然環境や住環境が良い地域ですし、私にとっては自身の働き方、家族とのコミュニケーション、地域とのつながりなど、心地良い状態でいられる日当たりの良い場所です。その感覚をぜひ体感しに、一度現地に来ていただけたら嬉しいです。

高木 帆南さん

たかきほなみ/光市在住

福岡県北九州市出身。移住前は東京のインターネット広告代理店にて営業として従事。
結婚を機にご主人のお勤め先がある山口県光市へ移住。当初は退職を覚悟したが、会社からの提案もありテレワークでの勤務となりライフワークバランスの良い働き方を実現。

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