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移住者体験談

福山直樹

チャレンジしたいという方にとっても、 素晴らしい環境だと思います。

  • 周南市
  • 福山直樹
  • 起業・創業
福山直樹

Uターンされる前はどちらにいらしたんですか?

大学進学の際、地元を離れそのまま福岡の写真館に就職しました。2〜3年はとにかくがむしゃらで仕事に追われる毎日でしたが、結果が伴うようになってくると欲が出始めて(笑)。ステップアップにチャレンジしたいと思うようになりました。その前に一度、地元に戻って心身共にリフレッシュしようと27歳の頃帰郷しました。

画像:山口県へのUターンで企業に就職した先輩 仕事風景 その2

カメラマンから靴職人になろうと思ったきっかけは?

地元に戻ってからは、縁あって周南市の写真館で働かせていただきました。その間もステップアップの想いは持ち続けており、仲間たちと様々な表現にチャレンジしていました。そんな中出会ったのが革細工です。写真と同様に人とコミュニケーションが取れ、より人の生活を支える物は何かと考えた結果、靴に辿り着いたという流れです。スタートとして東京の靴専門学校への入学を決めました。

画像:山口県へのUターンで企業に就職した先輩 仕事風景 その3

では、専門学校を卒業されて周南に戻ってこられたんですか?

将来的には“地元で工房を”という夢を実現するべく、普通のオーダー靴では需要が少ないと考え徳島県の義肢装具製作会社に就職しました。会社で医療系の靴作りを学んだ後、個人で靴のオーダーを受け始めました。靴作りをしていくうちに〝早く地元に戻ってやりたい〟という想いが強くなり、帰郷を決意。調べていくうちに周南市の鹿野で移住者支援をしているということを知りました。そして2014年12月、妻と共にお話を聞ける運びとなりました。実は鹿野には幼少の頃から何度も訪れており、写真活動中も鹿野で工房を構えたいなと考えていたくらい大好きな場所でした。

移住に際しての不安はありましたか?

とはいえ自分たちのことを受け入れてもらえるのか、オーダーメイドの靴作りというものが受け入れられるのか不安でした。お話をさせて頂いた“鹿野の風”というまちづくりグループの皆さんに僕の想いを伝えたところ、想像以上の歓迎をして頂きました。これは神様がすぐに鹿野へ移住しろと言っているんだろうと(笑)。地域の方々の声が移住を決断する大きな後押しになりました。

画像:山口県へのUターンで企業に就職した先輩 仕事風景 その4

移住で何か苦労したことはありましたか?

最も困ったのは自分たちの希望に合う住まいがなかなか見つからなかったことです。想定外のアクシデントでした。今の場所が決まるのに移住を決めてから半年かかってしまいました。

それは大変でしたね。どうしてクリーニングの取次をやることになったんですか?

地域の方々とお話させて頂く中で、クリーニングの取次店を副業としてやってみたらどうだというお話を頂きまして…。クリーニングに関する知識が全く無かったですし、どうしたらいいものかと最初は迷いました。でもクリーニングの取次店をすることで地域の役に立つこともできますし、経済的にも安定するのかなと思い、始めることにしました。いざ始めてみると、靴作りをしているだけでは交流できない地元の方たちと接するいいきっかけになって、クリーニングの取次店をやって本当に良かったなと思っています。

画像:山口県へのUターンで企業に就職した先輩 仕事風景 その4

鹿野の良いところはどんなところですか?

豊かな自然はもちろん、それ以外に鹿野には何か惹かれるものがあります。空気感なのか色彩なのか…。創作意欲を掻き立てるものがあるんです。自然の中でゆっくり暮らしたいという方にも、お店やものづくりにチャレンジしたいという方にとっても、素晴らしい環境だと僕は思います。

移住をお考えの方に何かアドバイスはありますか?

地域にしっかりと根を下ろすつもりで来れば、地域の方々は温かく迎え入れてくれると思います。ただ、その覚悟みたいなものは、しっかり見られているような気がしますね。言ったことを確実にひとつずつ実行していくことが大切だと思います。移住を検討している方は、まずは現地に行って、気軽に相談をするところから始めてみるといいと思いますよ。

画像:山口県へのUターンで企業に就職した先輩 仕事風景 その5

最後に、将来の夢を教えていただけますか?

まずは、お店をオープンすること。そしてもっともっとレベルを上げて、お客様の要望に対してノーと言わないようになりたいですね。自分の工房が鹿野に足を運んでいただくきっかけのひとつになって、鹿野の活性のお手伝いができればなと思っています。また、靴を媒体として、新たな創作活動にも取り組んでいきたいですね!

福山直樹さん

ふくやま・なおき/周南市在住

周南市出身。大学進学を機に福岡へ。福岡と周南市の写真館での勤務を経験した後、革細工に出会う。専門学校で2年、徳島にある義肢装具の会社に1年半従事した後、周南市鹿野に工房を開く。

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