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移住者体験談

野田和孝

空気も水もキレイな山口がやっぱり一番住みやすい。ストレスから解放された潤いある生活を送っています。

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野田和孝

Uターンされる前は、どちらにいらしたのですか?

山口市内の高校を卒業後、横浜の大学に進学しました。卒業後もそのまま関東で就職し生命保険会社や外資系企業等で働きました。30歳の時には2年間カナダで仕事をしました。Uターンする数年前からは横浜市で学習塾を経営しており、小学生から高校生まで英語をメインに教えていました。

Uターンを決めた理由は何だったのですか?

一番の理由は子どもの誕生ですね。横浜で学習塾をずっと続けるつもりでいたのですが、都会で暮らすよりも自然が豊かな山口県でいろいろな経験をさせた方が、子どもの成長にはより良いのではと考えるようになっていきました。またちょうどその頃、学習塾をやっていたビルが老朽化により解体されることも決まって、8か月後には立ち退かなければならなくなりました。さらに、私の父親が体調を崩して入院してしまって…。このような事情が重なりUターンを決意しました。

画像:山口県へのUターンで開業・創業した先輩 仕事風景 その2

Uターンすることへの奥様の反応はいかがでしたか?

神奈川県出身の妻は、最初はUターンに難色を示していました。そこで、田舎暮らしの本という雑誌を見せたり、東京で開催される「やまぐちYY!ターンカレッジ」に一緒に参加してみたりしました。先輩移住者から山口での暮らしぶりや、山口で起業して新しいことにチャレンジしている話を聞いているうちに、妻の心も少しずつ動いたようで、次第に好意的な反応を示すようになりました。また山口であれば、あこがれのマイホームを広い敷地に建てられる、という誘い文句がかなり効いて、最終的には「山口で暮らすのもいいかも」と、Uターンに賛成してくれました。

Uターンする時に一番大変だったことは何ですか?

何といっても学習塾の場所探しです。父の見舞いで月に一度帰省していたので、それに合わせて、新山口駅周辺で住居と学習塾の物件を探しましたが、なかなか見つかりませんでした。新山口駅周辺には、たくさんの空き家や空きビルがあるので、簡単に見つかるだろうと思っていたのですが…。そのあたりの情報がもっと整備されていくと、移住を考えている人はとても助かると思います。

現在の暮らしはいかがですか?

休みの日には、県内各地の公園やフルーツ狩りなど、あちこちに子どもを遊びに連れて行っています。この夏は、2度海水浴にも行きました。どこに行くにも渋滞はないし、駐車場が広くて無料なのがとてもいいですね。横浜だと常に渋滞で駐車場もいっぱいで、しかも1時間1000円!とかなので雲泥の差です。水も空気もキレイだし、食べ物も新鮮でおいしいので、生活面でのストレスがほぼ解消されました。自宅から学習塾まで、10㎞の道のりを運動を兼ねて自転車で通勤することもあります。これも、空気がキレイな山口だからできることですね!

画像:山口県へのUターンで開業・創業した先輩 仕事風景 その3

様とお子さんは山口に馴染まれましたか?

子育てが中心だったこともあり、Uターンした当初は横浜との生活の違いについては特に感じていなかったようです。ただ、人との距離感が近いこと、つながりがあっという間に広がることには驚いていました。一つの出会いをきっかけに、地域のイベントに参加したり、娘の習い事を紹介してもらったりとドンドンとネットワークが広がっていき、2019年9月からは、在宅で翻訳事業を始めることにもなりました。わずか半年で子育て以外の生きがいも見つかって、移住して本当に良かったと言っています。また、子どもを連れているからということもあると思いますが、どこに行ってもみなさんがニコニコと笑顔で話しかけてくださるみたいです。「山口の人はみんなどうしてこんなに愛想が良くて親切なの?」って妻に言われて、私の方が改めて山口の人々の温かさに気付かされました。子どもも山口をとても気に入っています。うちの子は魚が大好きなのですが、首都圏にはあまりない白身の魚が山口は豊富にあるので、「どの魚を食べてもおいしい!」と大興奮です(笑)。広い公園で思いっきり遊んで、おいしい食べ物をいっぱい食べて、山口の恵まれた自然に包まれながらすくすくと育って欲しいですね。

今後の目標を教えてください。

学習塾の生徒を増やして経営を安定させること、そして、妻が立ち上げた翻訳事業を軌道に乗せることが目標です。この翻訳事業の中で、観光情報や飲食店情報などを英訳したホームページを制作して、インターネットを通じて、山口の素晴らしいところを海外の人々にも発信していきたいです。私はもともと山口が好きでしたが、妻も山口が大好きになったので、「どうして山口の人はもっと山口の良さを発信しないんだろう。二人で観光PR大使をしたいくらいだね」とよく話しています(笑)。

画像:山口県へのUターンで開業・創業した先輩 仕事風景 その4

最後に山口県へ移住を考えている方に向けてのアドバイスをお願いします。

首都圏にお住まいの方は、私たちも参加した「やまぐちYY!ターンカレッジ」などUJIターン希望者を対象としたイベントに足を運んでみることをおすすめします。山口県をもっと知れるのはもちろんですが、県や市、商工会議所の方と親しくなれるので、移住前だけでなく、移住後もいろんな相談に乗ってもらえます。それに、UJIターンを希望する同志や先輩移住者とのつながりも生まれます。そういった方々はチャレンジ精神旺盛な方が多いので、きっとUJIターン後も一緒に切磋琢磨できる存在になってくれると思います。あとは実際に山口を旅して見て回り、山口のリアルを体感しておいた方がいいですね。山口への旅費が一部補助になる制度もあるので、しっかりと山口の事情を把握した上で、計画を練り、それから移住するのが一番だと思います。それと、これはとっても大事なことで、自動車の免許は絶対に持っておいた方がいいです! 首都圏と比べて電車やバスなどの交通事情は全然違って、車がないととても不便ですのでご注意を(笑)。

野田和孝さん

のだ・かずたか/山口市在住

山口市出身。大学進学を機に横浜に移住。生命保険会社や外資系企業、中古車輸出商社を経て学習塾を創業。豊かな自然環境の中で子育てするために、2019年4月に山口県にUターン。現在は新山口駅近くに「新山口個別学習塾」を開き、塾長として充実の日々を送る。

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