【レポート】10月26日開催 YYターン!セミナー
- YY!ターンセミナー
- 2024.10.26
好奇心を刺激する生活 この生き方が一番ワクワクする
10月26日に、fabbitGGアクロス福岡で「好奇心を刺激する生活 この生き方が一番ワクワクする」と題して、第3回YY!ターンセミナーが行われた。
トークセッション
下関市から木村 大吾さん
金剛住機取締役、カイキョーエリアマネジメント
山口県出身。東京での設計事務所勤務を経て29歳で下関市にUターン。下関市を面白い街にしたいと、不動産経営や空き家リノベーション、地域活性化事業をライフワークとして展開。
長門市湯本では7店舗のリノベーションを手がけ、地元の飲食業や街おこし地域づくりに貢献。また、賃借した空き家を次々と再生し、地域に新たな命を吹き込む活動を続けている。都会で得たスキルを生かし、ローカルで新たな挑戦を重ね、地域に深く根ざした生活とビジネスを両立。
「この街でみんなで食っていくんです!」というコンセプトの下、下関市を拠点に仲間と共に市民も楽しめる観光地づくりや地域振興に取り組んでいる。
周防大島町から奥野 耕平さん
空き家管理color代表
大阪府出身。家族とともに移住先を探しに車で宮崎に向かっていたところ、台風を避ける形で友人のいる周防大島へ。そこでの滞在中に豊かな自然と広大な土地に魅了され、半年後には家族で移住を果たす。
移住後は林業などについたが、集落の高齢化に伴う問題を知り、空き家管理の会社を起業。メンテナンスや草刈りなどを行いながら、将来的な食の自給率向上を目指して農業にも挑戦。周囲に助けられながらも、充実した日々を送っている。
下関市から木滑 知宏さん
下関市地域おこし協力隊
新潟県出身。東京で10年を過ごした後、妻の実家がある山口県へ移住。下関市の地域おこし協力隊として活動している。
前職で培った住宅設備の販売や施工管理の経験を活かし、DIYによる空き家の活用に取り組んでいる。さらに、アートイベントの企画や飲食業の起業を支援するシェアキッチンの運営も行っている。新たな出会いや協力隊の活動を通じて、地域活性化に貢献する日々にワクワクしている。
周防大島町から垂井 綾乃さん
アルバイト
東京都出身。京都で就職後、島根での実習を通じて田舎の美しさに魅了された。実習終了後に京都へ戻ると都会生活に違和感を覚え、偶然入ったカフェで見つけた雑誌の特集をきっかけに周防大島へ。
移住お試し制度で農家や漁師の暮らしに影響を受け、会社を退職。現在はカフェや市役所で働きつつ、家庭菜園や釣り、海でのアクティビティを満喫し、新たな生活を楽しんでいる。
下関市から永富 敬吾さん
下関市役所職員
山口県出身。下関市は担当者が市のストロングポイントを熟知していることが大きな強み。歴史・文化・食・商売・住まいなど何でもお伝えできる。また、そのような多くの地域資源を活用したチャレンジが生まれやすいまちでもある。そうした中で、人と人とが関わり、地域の豊かさが増していく取組を進めていきたいと考えている。
移住してみて
「田舎は仕事が少ない」というイメージを持たれがちだが、実際には人手不足に悩む現場が多く存在する。仕事の情報はネットだけではなく、飲み会や日常の雑談の中で繋がることもよくある。移住に年齢は関係なく、シニアでもこれまでの経験を活かせる場は十分にある。
特に今求められているのは、生産者とエンドユーザーを結びつける「売れる仕組み」を作る人。また、都会では得られない知恵や経験を学べるのも田舎暮らしの魅力の一つ。移住や田舎暮らしに少しでも興味があるなら、まずは気軽に遊びに来てみてほしい、最初はお試し感覚で大丈夫、人とのつながりを大事にすればそこから先は自然とうまくいくはずとゲストの方が口々に伝えた。
県・各市町からのお知らせ
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